不倫後にやってくる「禁断症状」とは?その正体と対処法
不倫が発覚し、関係を断ち切ることを決めた後に、「禁断症状」とも言えるような感情に苛まれるケースがあります。これは単なる未練ではなく、不倫関係で感じていた刺激や高揚感に対する心の反応が原因で起こります。今回は、この「不倫後の禁断症状」の正体とその対処法について解説します。
目次
不倫が依存症と似ている理由
不倫は、通常の生活では得られないスリルや刺激に満ちているため、思っている以上に強く心に影響を与えるものです。たとえば、不倫相手からの「特別視」や「求められる感覚」は、自分の存在価値や承認欲求を強く刺激し、心に強い影響を与えます。これが繰り返されると、精神的に依存する状態に近づき、いざ関係を終わらせると「失ったものを求める」感情が現れるのです。
特に、浮気や不倫をしていた側にとっては、通常の日常生活では味わえない「刺激」を得ることで満たされていた欲求があったはずです。こうした経験は、まるで依存症のように心に刻まれ、禁断の関係から得られる快感に心が引き寄せられます。その結果、不倫を終わらせてもなお、喪失感や虚無感、時には焦燥感が禁断症状として現れるのです。
実例:福岡県大牟田市のAさんのケース
福岡県大牟田市に住む40代男性Aさんのケースでは、会社の後輩女性と不倫関係にありました。家庭では妻や子どもたちとの穏やかな生活を大事にしつつも、不倫相手との関係が密かな癒しになっていたこともあり、次第に心が引き寄せられていきました。しかし、ある日妻に不倫が発覚し、話し合いの末に関係を終わらせることを決意します。
不倫関係を断ち切った後、Aさんには次のような「禁断症状」が現れました。
無意識にスマホをチェックしてしまう
彼女からの連絡が来るはずもないのに、ふとした瞬間にスマホを手に取り、連絡先や過去のメッセージを確認してしまうことが多くなりました。
落ち着かず、イライラしやすくなる
家族との会話や日常生活に集中できず、気持ちが安定しない状態が続きました。家庭内でもふとしたことでイライラが募り、気持ちの切り替えがうまくいかないことが多くなりました。
虚無感が漂い、抜け殻のようになる
何をしても楽しさを感じられず、無気力な状態に陥ることが増えました。不倫相手との関係で得ていた刺激がなくなったことで、まるで「抜け殻」のようになったと感じることがあったそうです。
「いつでもやめられる」は幻想だった
Aさんは、最初こそ「これは単なる遊び」と思って不倫関係を始めていました。しかし、いざ終わらせてみると、予想以上に心が不安定になり、自分が思っていた以上に不倫関係に依存していたことに気づかされました。不倫関係が引き起こす刺激やスリルは、まるで中毒のように心を掴み、後戻りができない状態にしてしまうことがあるのです。「いつでもやめられる」という軽い気持ちで始めても、実際には依存のような感覚が心に残り、禁断症状として現れることが多いのです。
禁断症状の正体とは?
禁断症状は、ただ相手への未練や執着から来るものではありません。不倫関係がもたらした刺激、あるいは非日常で感じた興奮や自己肯定感、承認欲求が強く満たされていたことに対する「自分の中に生じた感覚」への未練だと言えます。これは、相手そのものではなく、自分が不倫関係から得た感覚や満足感を失ったことによるものです。
禁断症状への対処法
禁断症状が強く現れた場合、それを放置しておくと精神的な疲弊や、家族との関係に悪影響を及ぼすことがあります。不倫後に訪れる禁断症状を乗り越えるためには、以下のような方法が有効です。
カウンセリングを受ける
Aさんは、不倫後の禁断症状が生活に影響を与え始めたため、専門のカウンセラーの力を借りることにしました。カウンセリングを通じて、不倫によって満たされていた承認欲求やスリルへの依存を理解し、そこから抜け出す方法を見つけていきました。専門家の助けを借りることで、自分の中にある感情の整理がしやすくなります。
新しい習慣や趣味を見つける
不倫関係における高揚感を補うため、日常生活の中で新しい習慣や趣味を見つけることも有効です。Aさんは、以前から興味のあったランニングを習慣化し、家族と一緒にアウトドア活動を始めることで、心の空虚感を徐々に埋めることができました。
家族との絆を大切にする
Aさんは、不倫によって失いかけた家庭との絆を取り戻すため、家族と過ごす時間を増やしました。家族との関係を再構築することで、家庭の温かさや自分の居場所を再確認し、過去への執着から抜け出すきっかけとなりました。
まとめ:禁断症状を「心のサイン」として受け入れる
不倫が終わった後に感じる禁断症状は、相手への未練ではなく、自分が得ていた刺激や感覚に対する依存といえます。Aさんのように、禁断症状が現れた際にはまず「これは何に対する未練なのか?」と冷静に自分の感情を見つめ直すことが大切です。そして、必要であれば専門家のサポートを受けながら、自分の中にある感情の整理を進めていくことで、禁断症状から解放されやすくなります。
女探偵わかでは、不倫関係が終わった後に生じる不安や後悔、禁断症状に悩まれている方へのサポートも行っております。家族との絆を取り戻し、前向きに人生を進めていくためのご相談も承っておりますので、必要なときにはぜひお声がけください。