苦しみを終わらせたいあなたへ…不倫相手への慰謝料請求とその先の選択

不倫が発覚すると、多くの方が「せめて慰謝料ぐらいはもらいたい」と考えます。不倫相手が自分を苦しめた上に、何も責任を取らずに終わるなんて納得できませんよね。慰謝料を請求することで少しでも気持ちが晴れるのではないかと期待するのは当然のことです。

しかし、慰謝料をもらったからといって、すべての問題が解決するわけではありません。今回は、慰謝料請求の現実やその後の夫婦関係について、女探偵わかがこれまでの経験を基に詳しくお伝えします。

1 慰謝料をもらうと本当にスッキリするのか？
2 不倫問題の本質：夫婦関係の不和
3 慰謝料請求後に待ち受ける現実
4 慰謝料請求の実例：福岡県大牟田市でのケース
5 不倫相手との関係を断ち切ることも重要
6 再構築を目指すなら冷静な対応が必要
7 女探偵わかが提供するサポート
8 まとめ：慰謝料は解決の一歩にすぎない

慰謝料をもらうと本当にスッキリするのか？

慰謝料を請求して実際に受け取ったとしても、不倫によって傷ついた心がすぐに癒えるわけではありません。
もちろん、金銭的な補償を受けることで一時的に気持ちが落ち着く場合もあります。しかし、不倫が原因で夫婦関係に生じた溝や信頼の崩壊は、慰謝料では解決できないことが多いのです。

また、慰謝料を受け取ると、パートナーに対して「悪いのは不倫相手とあなた。私は完全な被害者」という立場を明確にすることになります。これは一見正当な主張に思えますが、夫婦関係を修復しようとする場合、相手が防御的な態度を取ってしまうことがあるため、慎重に考える必要があります。

不倫問題の本質：夫婦関係の不和

パートナーの不倫は単なる偶発的な出来事ではなく、夫婦関係に長年蓄積された不満や問題が背景にあることも少なくありません。
例えば、夫が次のような不満を抱えていた場合、不倫に走ることがあります。
・夫婦の会話が少なくなった
・互いに感謝や愛情を表現しなくなった
・仕事や家庭のプレッシャーが重く、心の逃げ場がなかった
もちろん、こうした理由で不倫が許されるわけではありません。しかし、不倫という結果だけを取り除いても、夫婦関係の根本的な問題が解決しなければ、再び同じ問題が発生する可能性があるのです。

慰謝料請求後に待ち受ける現実

慰謝料を請求しても、以下のような現実に直面することがあります。

(1) 夫婦関係がさらに悪化するケース

慰謝料請求を行うと、パートナーが防御的になり「自分ばかりが責められている」と感じてしまうことがあります。特に不倫相手への高額な慰謝料請求を行った場合、不倫相手を守ろうとする態度を見せることもあります。

(2) 仲良し夫婦には戻りにくい

不倫発覚後に一度壊れた信頼関係を修復するには、多くの時間と努力が必要です。
「慰謝料をもらったらすべて解決する」と期待していた場合、その後の現実とのギャップに苦しむこともあります。

(3) 離婚に向けた準備が必要になることも

場合によっては、夫婦関係を修復するのではなく、離婚を選択することが最善の道となることもあります。この際、慰謝料をたっぷりと受け取るためには、法的に有効な証拠を押さえることが重要です。

慰謝料請求の実例：福岡県大牟田市でのケース

福岡県大牟田市にお住まいのKさん（30代女性）は、夫の不倫が発覚し、女探偵わかに調査を依頼しました。
調査の結果、旦那さんが仕事と称して不倫相手とホテルで過ごしていたことが判明。Kさんは不倫相手に対して200万円の慰謝料を請求し、支払ってもらうことに成功しました。

しかし、その後の旦那さんへの気持ちが冷え切り、話し合いが進まなくなりました。Kさんは元々は夫との再構築を望んでいましたが、夫のことを再度信頼するのは難しく、最終的には離婚を選択しました。

不倫相手との関係を断ち切ることも重要

慰謝料請求によって不倫相手との関係を断ち切ることができれば、再び不倫が繰り返されるリスクを減らすことができます。
ただし、この際には「求償権」（不倫相手が夫に慰謝料の一部を請求する権利）に注意が必要です。女探偵わかでは、弁護士や行政書士と連携して、慰謝料請求後のトラブルを防ぐためのサポートを行っています。